VWを皮切りにドイツ車に多く採用されているフラットタイプのワイパーブレードを国産車で最初に採用した記念すべきクルマだ。専用のブレードになるため交換時に高く付くのがネックだが、フロントウインドの視界がクリアになるし、見栄えがスッキリするのは大きなメリットである。
運転席にはハイトコントロールがあるが、一番低い位置でもボクには高過ぎた。座高の低いアメリカ人ならこれでもいいが、座高の高い日本人向けにはデザインし直してもらいたいところだ。
走ってみるとしっかり感とブヨブヨ感のバランスがいい感じだ。これはハンドリング性能と乗り心地のバランスなのだが、ちょうどいい妥協点を見いだしている証拠だ。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★☆
インテリア/居住性:★★★☆☆
パワーソース:★★★★☆
フットワーク:★★★★☆
オススメ度:★★★★☆
こもだきよし| モータージャーナリスト
クルマ好きというより運転が好きなモータージャーナリスト。日本自動車ジャーナリスト協会副会長、BMWドライバー・トレーニングのチーフインストラクター、JAF交通安全委員会委員、警察庁各種懇談会委員などを務める。