30日、日産から発表された新型2BOXカーの『ティーダ』。日産としては『パルサー』が廃止されてから、久々の本格的2BOXカーの登場となる。しかしティーダはパルサーや『サニー』の後継車となるのだろうか。
ティーダの商品企画を担当した、松本秀二チーフプロダクトスペシャリストに話を聞いてみた。「ティーダはパルサーの後継車とよくいわれていますが、私たちはパルサーとは違った方向性でティーダの開発を進めてまいりました」
「ティーダは、パルサーの“扱いやすく、お求めやすい”という2BOXカーの基本的な部分は踏襲しながらも、高級感の高いインテリアを持った、プレミアムコンパクトカーに仕上げております」
「具体的には大きなフロントシートを採用したり、ソフトタッチの素材を多数採用しています。また、リアシートは240mmのスライド機構を持たせるなど、パルサーの時代にはなかった優れたユーティリティをも実現しています」
「パルサーのようなベーシックなコンパクトカーだと思って見に来られると、ビックリすると思いますよ」とコメント。
実際にティーダのインテリアの質感は高く、シートはひと目でわかるぐらい大きい。扱いやすさだけが魅力の2BOXカーとは、一線を画しているクルマであることは間違いなさそうだ。