【スバルWRC】SUBARU Drive Day…その3 最新最強のWRカー。異次元の走りに驚嘆!

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「ウソみたいに、ソフトな乗り心地!」こりゃー、ラリーカーじゃない。レーシングカーのようなライン取りで、ガンガン攻めまくる! 日本初開催のWRC・ラリー北海道。優勝を決めたソルベルグ。その翌日、私は「優勝したマシンそのもの」のナビゲーターシートいた。ドライバーはズバリ、ペター・ソルベルグだ!

十勝インターナショナルスピードウエイの特設コース。WRカーの体験試乗を、こうしたグラベル(未舗装路)で行なうのは異例なことだ。スバルブルーのレーススーツを借りた。外国人サイズにて、ちょっとブカブカ。ジェット型ヘルメットを被り、いざドアを開く。目の前には強靭だが(見るからに)軽量そうなロールゲージ。それをヨイショとまたいで車内へ。バケットシートにわが身をあずける。カーボンだらけのスパルタンな車内空間。私とソルベルグの間には、まるで飛行機のコックピットのように数多くの各種スイッチが立ち並ぶ。

私のシートポジションは、ドライバーのシートポジションより、(ヘルメットの位置で)20-30cm後方で、10cmほど下方。ソルベルグの雄姿を彼の右斜め方向からじっくりと眺めた。私の足元は50cmx40cmほどのフットレスト。その上部には、白黒画面のラリーコンピュータ。トリップ 4857……など、数字が並ぶ。

ラップトップコンピュータをかかえたエンジニアとドア越しに話すソルベルグ。彼の足もとは以外とひろびろ。歩く両足を交差させてリラックス体制。では、走行準備へ。クラッチを踏み、センターコンソール上の切り替えスイッチを、R(ロード)へ。ソルベルグ前方のメーターインジケーターは、2000rpm付近でアイドリング状態。しかし、車内の振動は思ったより少ない。スタート地点についた。さあー、GO!!

最高のトラクションで一気に加速。エンジン音は思ったより静か。タービンの回転音もあまり気にならない。メーターは8000rpmまである。が、ソルベルグの右手は、5500rpm付近であっさりとパドルシフトをアップ。これは決して、同乗試乗でエンジンをいわたっているのではない。300psでも大トルクを発生する現代WRカーの現実なのだ。

ソルベルグの動きに注目していると、意外とゆったりしている。細かい修正動作が入らない。しかし、私の眼前にはかなり「掘れた路面」にそれなりの大きさの石がゴロゴロ。しかし、ソルベルグはゆったりとしたステアリング、アクセル、ブレーキさばき。そしてなにより、乗り心地がよい。最高の前後左右バランスで、すごく大きなサスストロークで、路面をなめていく。コーナー入り口でフェイントをかけることはない。近代ラリードライバーの走り「直線的ラインで、少ないドリフトアングル」を見せる。ソルベルグは激しく、そして優雅にWRX・WRカーを操っていた。

《桃田健史》

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