2日、日産から発表・発売された新型SUVの『ムラーノ』。すでに北米では、2002年12月より販売が開始されており、毎月5000台のペースで好調に販売を伸ばしている。
北米では3.5リットルV6エンジンに6速マニュアルモード付きのCVTを組み合わせた、4WDとFFのラインナップ。だが、日本仕様にはさらに2.5リットル直4のFFもラインナップに加えられている。
このエンジンは輸出用のエクストレイルなどに搭載されているQR25DE型で、最高出力は163ps、最大トルクは25.0kg/mを発生。組み合わされるミッションは、3.5リッターがCVTなのに対して、2.5リッターには電子制御4ATが採用されている。
日本仕様に2.5リットルエンジンをラインナップした理由は、最もライバル視しているトヨタ『ハリアー』対策。ハリアーにも直4の2.3リットルがあり、売れ筋モデルとなっている。そこで日本仕様には、価格面でハリアーと対等に争える2.5リットルが用意されたのだ。
また、2.5リットルがV6ではなく、直4が採用された理由は、エクストレイルの直4を共用することで、単純にV6よりも安いコストで搭載することができるからだ。