気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2004年7月30日付
●アジア経済人、一位張トヨタ社長、米フォーチュン誌(読売・8面)
●三菱自動車リコール、6月公表分 届け出完了(読売・38面)
●売れる防弾車、治安悪化のブラジル(朝日・6面)
●北米販売伸び、日産、4−6月期決算、売上高15.4%増(朝日・8面)
●ホンダがリサイクル料金発表(朝日・8面)
●高速道、もっと楽しく、サービス、パーキングエリア変身中(朝日・19面)
●河添元社長10月初公判、三菱自動車欠陥事故(朝日・35面)
●ホンダ、年内に自社製「燃料電池車」北米で発売へ(毎日・8面)
●自動車リサイクル料金出そろう、当初予想よりも低水準(産経・9面)
●地球に優しく、車には厳しく、軽油代替燃料使用で不具合、漏れなど4件、国交省調査へ(産経・29面)
●カーシェアリング専用車、カギ入らずカードで利用者確認(東京・8面)
●夢の次世代エネルギー、燃料電池構想は「拙速」自治体の採用かけ声倒れ(東京・24面)
●独ダイムラー、三菱自動車で5億ユーロ減益、4−6月、全体では純利益5.1倍(日経・11面)
●三菱自動車株一時90円(日経・11面)
●ホンダ、熊本に汎用エンジン工場(日経・13面)
●セルフ式給油所伸び鈍化、今年度マイナス見通し(日経・39面)
●シャフト外れ、対向車を直撃、三菱製トラック(日経・42面)
ひとくちコメント
米の有力経済誌『フォーチュン』が「アジアで最も勢いのある経済人25人」を発表し、1位にトヨタ自動車の張富士夫社長が選ばれた。きょうの読売、毎日などが報じているが、張社長は04年3月期決算で純利益が1兆円を超えた好業績に加え、新型ハイブリッド車販売など環境面での取り組みが高く評価されたという。
また、2位はソニーの出井伸之会長で『スパイダーマン2』など映画部門で高評価を得た。日本勢ではこのほか、日産自動車のカルロス・ゴーン社長が4位、キヤノンの御手洗冨士夫社長が9位など5人がランク入りしている。
張社長といえば、先に発表となった米自動車専門週刊紙『オートモーティブ・ニューズ』でも、自動車業界の「オールスター」のトップに当たる「04年の業界リーダー」に選ばれている。
来年にもトヨタの社長職を譲った後は、日本経団連会長のポストに就く公算も強く、名実ともに日本のトップリーダーとしての活躍が期待されている。