トヨタ自動車は22日、福祉車両「ウェルキャブシリーズ」など約7400台に不具合があるとして国土交通省に改善対策を届け出た。
96年8月−00年5月に生産した『ハイエース』、『グランビア』、『グランドハイエース』、『レジアス』、『ハイエースレジアス』、『ツーリングハイエース』、『タウンエースノア』、『ライトエースノア』、ダイハツ『デルタワゴン』の福祉車両(車いす用電動式昇降装置装着車)、7434台が対象。
(1)リフトにおいてモーター駆動力をリフトに伝えるシャフトの強度が不足しており、昇降操作を繰り返すとシャフトに亀裂が入り、最悪の場合、シャフトが折れてリフトが左に傾く。
(2)急傾斜地でリフトを下降させると、停止位置を検出しモーターを止めるスイッチが作動せず、左右の移動金具にダメージが発生。このような操作を繰り返すと移動金具が損傷し、最悪の場合、リフトが傾く。
これまでに人身事故1件を含む8件の不具合が見つかっている。