三菱自動車は、29日開催の取締役会で、第3者割当による優先株式と普通株式の発行を決議したと発表した。新たに新日本石油が10億円の優先株式発行を引き受け、資本参加する。
今回の決議は、事業再生計画の資本増強策の一環となる。今回の決議では、新日本石油が10億円の優先株、JPモルガンが最大で1500億円の優先株、フェニックス・キャピタルが最大で1000億円の普通株を引き受ける。払い込み予定日は、7月15日。
JPモルガンは最大で1000億円の出資を計画していたが、1500億円に引き上げることになった。このため、三菱自の増資計画は従来の4500億円から5000億円以上に増える見通しだ。