三菱自動車は、21日に開催した臨時取締役会で、経営再建計画を実行するための役員人事を発表した。6月29日の定時株主総会とその後の臨時取締役会、監査役会で決定する。
新しい経営体制は、岡崎洋一郎会長兼社長が会長兼CEO(最高経営責任者)となり、三菱自の多賀谷秀保執行役員が社長兼COO(最高執行責任者)に昇格する。
三菱商事出身の古川洽次氏が副会長に就任する。また、東京三菱銀行出身の市川秀氏が常務兼CFO(最高財務責任者)に就任する。三菱自の貴島彰執行役員が常務に昇格、ディーラーの近畿三菱社長だった張不二夫氏が復帰して常務に就任する。
一方で、副社長だったウルリッヒ・ヴァルキャ氏、岩国頴ニ氏、橋本圭一郎氏は揃って退任し、人心を一新する。