三菱ふそうトラック・バスは17日、小型トラック『キャンター/ガッツ』のブレーキに不具合があるとして国土交通省にリコールを届け出た。03年6月−04年4月に生産したガソリンAT仕様車、410台が対象。
制動倍力装置(マスターバック)の容量が不適切なため、ギヤを「Dレンジ」に入れている場合、暖機時にエンジン回転が上昇すると、ブレーキを踏んでいても車両が動き出すおそれ。また、架装などで冷凍機用コンプレッサーを搭載している場合、暖気時にコンプレッサーが作動すると、さらに制動力が低下するという。
全車両、マスターバックを対策品と交換。冷凍機用コンプレッサーを搭載している車両では、エンジン電子制御ユニットも交換する。
これまでに人身事故が1件発生している。