【新聞ウォッチ】北米市場もガソリン急騰、ホンダなどは追い風に

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年5月14日付

●ダイムラー・揺れる世界戦略、アジアで迷走、北米前途多難(読売・10面)

●三菱自動車再建、エンジン共同開発が軸(読売・10面)

●三菱自動車、国内1工場閉鎖へ人員削減、車台も半減(朝日・1面)

●原油急騰日米に影、ガソリンじわり上昇(朝日・11面)

●元気印、マツダ利益最高水準、中国に8車種投入。ホンダ新型ミニバン「エリシオン」で攻勢(朝日・13面)

●三菱自動車「リップルウッド」を拒否。出資提案 再建手法、違い大きく(毎日・8面)

●ダイムラー社長にも接触(毎日・8面)

●検察庁も指名停止、三菱自動車など2社(毎日・25面)

●好調の自動車業界大手4社、北米事業けん引、全社が増収益(産経・10面)

●速度計故障で高速走る。日立電鉄バス、乗客、携帯で110番(東京・27面)

●韓国市場参入、日産が発表(日経・13面)

●トヨタどこまで強いか、コスト競争力(日経・13面)

ひとくちコメント

ニューヨーク市場の原油先物相場が1990年10月の湾岸危機時に取引時間中につけた史上最高値の41.15ドルに迫る高騰が連日続いている。

最大の消費地の米国では、国内の精製能力の限界からガソリン在庫が低水準で推移しており、ガソリン需要が一段と高まる5月末の行楽シーズンを控え、需給バランスが悪化していることも原油高に拍車をかけているという。

きょうの朝日が「原油急騰 日米に影」、東京が「ガソリンまた、値上がり必至」というタイトルで、消費者に身近なガソリンや灯油もじりじりと値上がりが続いていると警告している。

ただ、北米市場についてホンダの福井威夫社長は「原油急騰が消費全体にどのような影響を与えるかは先行き不透明だが、逆に『シビック』などの販売台数は急増している」と述べ、低燃費の小型車が主流の日本の自動車メーカーにとっては追い風のようだ。

《福田俊之》

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