【ホンダ・エリシオン発表】室内空間…低い、広い、入念

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【ホンダ・エリシオン発表】室内空間…低い、広い、入念
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室内の空間設計は、まさにホンダ『エリシオン』(13日発表)のハイライト。床面の高さは同クラスのミニバン中最も低い470mm。

開口面積の大きなフロントドア、リアスライドドアとあいまって、乗降性の良さは従来の1.5ボックスミニバンの、手すりにしがみついて乗り降りするというイメージとは一線を画する。サスペンション設計に工夫を凝らしたことで、フロアそのものもほぼ完全にフラット化されている。

室内高は1265mmと、このクラスとしては大きいほうではないが、シートポジションを低め、乗用車的な配置としたことで、ヘッドクリアランスは前席と2列目で1000mmを超え、狭くなりがちな3列目で940mmを確保している。

シート設計も入念。ホンダのシートは現行『アコード』、現行『オデッセイ』あたりから性能が大幅に向上しているが、室内高に余裕のあるエリシオンは、座面のウレタンを厚くできるなど、エルゴノミクス設計はさらに進化。2列目、3列目も運転席と同レベルの快適性が確保されているという。

他社のミニバンと異なり、座面の長さ、シートバックの高さを充分にとっているため、1−3列目はフルフラットにはならない。1、2列目あるいは2、3列目の組み合わせてパーシャルフラットになる。シートアレンジを追求するあまり、シート本来の機能を軽視するのは快適性の追求に反する、というホンダの思想が見える。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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