同じ南アメリカ出身とあって普段から仲の良かったファン・モントーヤ(ウィリアムズ)とルーベンス・バリケロ(フェラーリ)。だがマレーシアGPで2人の友情にヒビが入った模様。モントーヤは違反となるブロッキングを行ったとしてバリケロを非難している。
「最後のピットストップをルーベンスの後ろでアウトしたんだ。彼に追いつこうとして迫ったら、彼が突然ドアを閉めた。それからスローダウンしたんだ」。トップ走行中のミハエル・シューマッハ(フェラーリ)を猛追していた最中の出来事だっただけに、モントーヤはかなりご立腹の様子。
「オーバーテイクを試みてはならないってことだと判断し、後ろに下がってクルーズすることにした。自分がフェラーリに乗っているのでなければ、黙って引き下がった方がいい。無理してノーポイントで終わるよりも8ポイントを無事に持ち帰った方がいいと思ったからね」とモントーヤ。
この2人は昨年のアメリカGPでも交錯。そのアクシデントでモントーヤのタイトルへの可能性は消滅した。