ドイツの自動車産業では、全国的なストライキの動きが広がりつつある。今週に入って、BMW、オペル、ダイムラークライスラー、ポルシェなどの工場で、労働者が短時間のストライキを行った。
ドイツ最大の労働組合IGメタル(金属産業労働組合)は、2004年に4%の賃上げを要求しているものの、経営側は1%台の賃上げ率を回答しており、双方の主張は平行線をたどったまま。
賃上げ交渉は11日より再開されるが、ドイツの労働者256万人が加盟するIGメタルでは、今月中に妥結できなければ本格的なストライキに入ると警告している。