国土交通省は、地下鉄や自家用車を利用した場合、1日の二酸化炭素排出量を計算して利用者に知らせる実証実験を札幌市で始めた。モニター(約30人)の車両にGPS運行記録装置を取り付けるほか、市営地下鉄の移動履歴をICカードなどで収集。
1日あたりの移動距離を把握し、二酸化炭素排出量換算してそれぞれの利用者に知らせる。これにより、利用者がどの程度、環境改善のために公共交通機関を使うようになるのかを調べる。
これまで、エコランやアイドリングストップの効果をネットなどで通知してドライバーに改善を促す実験は行われたことがあるが、複数の交通モードにまたがった実験は初めてだ。