ダイムラークライスラー日本は、2003年10〜12月期の販売実績を発表した。ブランド別ではメルセデスベンツの乗用車、商用車とジープは好調だったがスマート、クライスラーは低迷した。
メルセデスベンツ乗用車は前年比1.5%増の1万603台だった。『Cクラス』セダン・ステーションワゴン、『Eクラス』セダン、『Aクラス』の限定車投入で前年を上回った。スマートは同35.9%減の655台にとどまった。日本メーカーのコンパクトカーや軽自動車との販売競争が激化、お買い得な限定車を投入したものの、苦戦した。
クライスラーは同15.4%減の763台だった。『ボイジャー』は前年を上回ったものの、『PTクルーザー』が苦戦した。クライスラーは2004年に新型MPVを投入して巻き返しを図る。ジープは同58.0%増の605台だった。11月に2004年モデルを発売した『チェロキー』、『ラングラー』が好調だった。
メルセデスベンツ商用車は同83.3%増の143台と大幅に伸びた。新型『アクトロス』の販売が好調に推移した。