スバルカスタマイズ工房がデザインを手掛けた『レガシィB4・アステローペ』は、上品なイメージを感じさせるクルマだ。見た目の派手さを追い求めるのではなく、上品な格好良さを求めたという。
特筆すべきはこのクルマが「誰にでも扱いやすく作られた」ということだ。ステアリング後部には下肢障害者でも運転を可能とするリング状のアクセルスイッチが備わっており、スバルの福祉車両「トランスケア」と同等の操作性を有している。
スバルカスタマイズ工房・カスタマイズ事業部の高橋章泰課長は「ユニバーサルデザインというものを念頭に置き、誰にでも運転しやすく、弱者にもやさしいクルマを作りました。見栄えの派手さではなく、しっかりとした存在感のあるクルマに仕立てたかったし、それを考慮したからこそ、このクルマが出来上がりました」と説明する。
ちなみに車名の「アステローペ」とは、六連星を形成する星のひとつ。以前、富士重工業製の観光バス車両に採用されたこともある、スバルとしては由緒ある名称だ。そうした名称を持ってくるところにスバルとしての自信の表れを感じさせる。
東京オートサロン=『TOKYO AUTO SALON 2004 With NAPAC』は9日から11日までの間、千葉県千葉市の幕張メッセにて開催。1983年開催の「第1回東京エキサイティングカーショー」から数えると今回で通算22回目の開催となる。