ツーリングワゴンのオフロード仕様という存在はアウトバックの前身、旧ランカスターに始まり、いまや欧州メーカーにも波及。大元はもちろんレガシィが造り出したクラスだ。
アウトバックの魅力は最低地上高200mmの車高による目線の高さと、ストロークたっぷりのサスペンションで乗り心地に優れている点(シリーズ随一)。
エンジンは滑らかな音質と余裕のトルクとパワーでオトナの雰囲気が漂う3リッター6気筒。と、「4気筒ならもう少し排気量がほしい」と思わせた2リッターの不足分を補う2.5リッターユニット。どちらも甲乙付けがたいよさがある。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★
桂 伸一|モータージャーナリスト
クルマ雑誌編集部員を経て、フリーランスに。執筆活動やビデオマガジンのキャスターを務める一方で、レーシングドライバーとしても活躍。ダイナミクス性能に、トコトンこだわるインプレッションが好評。