トヨタ自動車は、『シエンタ』にウェルキャブ(メーカー完成特装車)の車いす仕様車を設定して4日から発売した。
今回新たに設定した車いす仕様車は、「X」、「G」をベースにコンパクトミニバンの取りまわしの良さと多人数乗車を活かして利便性の高い仕様とした。
パーソナルユースを念頭に開発した「タイプI」は、コンパクトクラスとして初めて5人プラス車いす(1人)の乗車を実現した。セカンドシートをチップアップし、前方にスライドさせることで車いす利用者にも広いスペースを確保した。
ビジネスユースを念頭に置いた「タイプII」は、2人プラス車いす(1人)の乗車とし、全長の長い車いすやリクライニング車いすなどの乗車に対応し、税優遇が受けられる8ナンバー登録を可能にした。
さらに、電動式の車いす固定装置を架装メーカーオプションとして両タイプに設定した。
価格はタイプIがベース車の50万円アップ、タイプIIが46万円アップで、タイプIのGが215万円。