ダイハツ工業は、福祉車両の『ムーヴ・スローパー』のショックアブソーバー(緩衝装置)に不具合があったとして国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、ムーヴをベースにした車椅子移動車のムーヴ・スローパーで、2003年2月から2003年6月までに生産された764台。
これらの車では、右側のリヤショックアブソーバーを車体に取り付けているブラケットの溶接が不十分なため、走行時の振動や衝撃により、溶接部が剥がれるものがある。このため、周辺部位との干渉音が発生し、最悪の場合、リヤショックアブソーバーがタイヤに干渉し、タイヤを傷つけるおそれがある。
不具合件数は4件で、発見は販売会社からの情報による。