幕張メッセのホールを東西に貫くコンコース。グランツーリスモ4体験コーナーや、レストラン、カフェテリアなどが並んでいるが、愛・地球博を開催する日本国際博覧会協会のブースもコンコース沿いにある。
こじんまりとしたブースだが、会場の模型と、トヨタ自動車が万博の長久手会場内移動用に開発した「IMTS」のスケールモデルが展示されている。バスのようなものであるが、デザインコンセプトは「発芽」からイメージ。乗客を優しく包み込む新しいモビリティのフォルム「Z-CAPSULE」と称し、かなり丸みのある形状である。
走行方法もユニークで、3台が列を作って自動運転するだけでなく、一般道への自動分岐なども行って、最終的には専用道に戻る時も自動合流できるという。
曲面を帯びたガラスを通してその車窓にはどんな環境の提案が映るのか。足音の聞こえてきた万博への期待をこのブースで感じた。