【東京ショー2003速報】ETC機能が付加できるデジタルタコグラフ

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飲酒運転や無謀運転などでとかく悪い注目を浴びることが多い運送業界。その防止策の一つがタコグラフ。ドライバーがどういう運転を行ったかチャートによって解析し、ドライバーにドライブの癖などを注意を促すことが可能だ。しかし、分析業務も面倒だし、チャートの保管スペースも必要。第一、分析は運転が終わってからになる。

そこで、矢崎総業はデジタルタコグラフ『DTG2』を開発した。チャートをセットする代わりに、カードを挿入することで、運行状況を記憶する。デジタル化することで、事務所は見やすいグラフで個々のドライバーの運行状況を把握できるようになる。

オプションの通信機を導入すれば、リアルタイムで事務所は運行状況を把握でき、効果的な配車が可能だ。同様にオプションのETCを装着すれば、有料道路料金も管理できるなど、運送会社は効率のいい運行管理で安全運転を実現できるはずだ。

とはいえ、飲酒運転や事故は、ドライバー、会社、強いては運送業界が積極的に取り組まなければ、撲滅できない。デジタルタコグラフはあくまでもその取組をサポートする道具でしかないことを運送会社は理解すべきだろう。

《編集部》

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