【新聞ウォッチ】献金額にみる自動車業界の政治“支配”力

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2003年9月12日付

●昨年の政治献金13%減、年間2000万円を超える献金企業トップはトヨタ(6,440万円)2位ホンダ(3,100万円)3位新日鉄(2,500万円)、団体トップは日本自動車工業会(8,470万円)(読売・13面)

●みずほCPが株取得 日産系の橋本フォーミングとアルディア2社の経営統合仲介(朝日・13面)

●伊藤忠、中国で中御所車用品店展開、イエローハットと共同(毎日・8面)

●新日鉄爆発事故、社長「合理化が原因」否定、人員削減、機械化で補充(毎日・8面)

●歯切れ悪い奥田節、「販売3位躍進」への批判に配慮、訪米中のトヨタ会長(毎日・9面)

●ラリー北海道きょう開幕、前夜祭に3000人(毎日・30面)

●民主党、マニフェスト判明、高速道は段階的無料化(東京・1面)

●トレンドウオッチング、ビッグスクーター、自分色にのりこなす(東京・8面)

●日産ゴーン社長「業績好調、社員を信頼」(東京・8面)

●ディーゼル車排ガス規制、3カ月の猶予期間(産経・29面)

●フィアットと提携強化、GM小型車など車台統合(日経・9面)

●日産の新大型販売施設、カレスト幕張来月4日オープン(日経・37面)

ひとくちコメント

総務省が公表した政治資金収支報告書によると、長引く景気の低迷を反映して献金は242億5400万円と過去最低を記録。収入総額は前年比13.4%減の1350億100万円、支出総額は23.2%減の1245億6800万円となり、いずれも84年以来18年ぶりの低水準となったという。

きょうの毎日が1面トップで取り上げているほか、各紙が政党別や献金企業・団体のランキングなどを図表付きで大きく掲載している。

それらによると、年間2000万円を超える企業のトップは昨年同様トヨタ自動車で6440万円、2位はホンダの3100万円、3位が新日鉄の2500万円、団体でトップは日本自動車工業会の8470万円、日本自動車販売協会連合会も2260万円で9位にランク入りしている。

前年まで企業規模に比べ大口献金をしていたスズキは2000万円以下となったが、自動車業界の献金額が突出していることが垣間見える。

《福田俊之》

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