今年1月の全米の自動車販売台数に、ビッグ3にとってはショッキングな数字が現われた。初めて輸入車の販売台数が全体の4割を超えたのだ。
1月の全自動車販売台数に占める輸入車の割合は40.8%となった。うちトヨタが11%で輸入車としてはトップだが、トヨタ自体は1月の売り上げは前年同月比で5.7%減。替わってシェアを伸ばしたのはホンダで前年同月比6%増、日産が同じく1.2%増。結局トヨタ、ホンダ、日産の日本メーカーだけでアメリカ市場の4分の1を占めている。しかも「日本のビッグ3」は各社ともアメリカでの生産拠点を拡大しており、自動車アナリストは口を揃えて「近い将来日本車のシェアは3分の1を占めることになる」と予測している。
現在アメリカ市場でもっとも大きなシェアを占めるGMが26.8%、フォードが22.2%だから、日本車は3メーカーをあわせるとすでにフォードを抜き、GMの数字に近付いている。
本家ビッグ3が相変わらず激烈なインセンティブ競争を繰り広げている中での結果だけに、今後のビッグ3の巻き返しに注目が集まる。
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