フォード・モーターは、2025年第2四半期(4~6月)の決算を発表した。売上高は前年同期比5%増の502億ドルとなり、四半期ベースで過去最高を記録した。しかし、EV開発プログラムの中止に関連する費用やフィールドサービス対応の特別費用により、純損失は3600万ドルとなった。
調整後利払い・税引き前利益(EBIT)は21億ドルだったが、関税関連の悪影響8億ドルが含まれている。営業キャッシュフローは63億ドル、調整後フリーキャッシュフローは28億ドルを計上した。四半期末時点で現金は284億ドル、流動性は466億ドルとなっている。
事業部門別では、商用車部門のフォードプロが188億ドルの売上高で23億ドルのEBIT、利益率12.3%を達成した。ソフトウェアとサービスは過去12カ月ベースでフォードプロのEBITの17%を占めている。有料サブスクリプション数は前年同期比24%増の75万7000件となった。