トヨタブースのセンターステージ上に置かれていたのが、今年7月に発表した新型商用車『サクシード』と『プロボックス』の2台だ。しかし、今回のショーでは本来の商用車としてのスタイルではなく、どちらかといえば乗用車的なアピールに終始した。
サクシードは“移動フラワーショップ”をイメージした「Bio Florist」(バイオフローリスト)を展示。ショータイムには花屋の女性店員に扮したコンパニオンが荷室からディスプレイを引き出し、クルマそのものを花屋として利用する模様を表現した。
フラワーショップをイメージしたことについて、説明員は「商用車というと、どうしても男性的なイメージが付きまとうが、華やかさを表現するということで花屋にするという提案が女性スタッフから持ち上がった」と説明する。
プロボックスは、ウインタースポーツに最適な「SNOW BOARDER」仕様としてのアピールだった。人数分の荷物がつめ、さらには簡単なテーブルセットまで収まってしまうといったことを実演している。こちらについては「商用車ベースのワゴンはタフ、ということをアピールするのが狙い」と説明している。