総合デフレ対策の発表を翌日に控え、見送りムードが一段と強まった。全体相場は3日ぶりに反落し、自動車株もほぼ全面安。
今期業績の下方修正を受け、市場に“ホンダショック”が走った。好業績銘柄としての評価が定着していただけに、ホンダの株価は前日比680円安の4380円と急落。系列の八千代工業、ケーヒンなどの部品メーカーも大幅安となった。大手他社にはホンダ株からの資金シフトを期待する声もあったが、トヨタ自動車、日産自動車ともに軟調。好業績神話にかげりが出たとあって、目先は敬遠する動きとなった。
こうした中、日野自動車工業が27円高の356円と3日続伸。トヨタからのRV関連の受託生産が高水準で、好実態を評価した買いが入っている。
●株式市場のチェック漏れはありませんか。メールマガジン「デイリーニュースランキング」では、毎日、自動車業界の株価の動向をウォッチングしています。ぜひ読者登録を。---