日産自動車は、保有するユニプレスの株式の一部を新日本製鉄、三井物産に売却することで合意したと発表した。日産は引き続き筆頭株主にとどまるものの、今後も売却先を探す方針。
ユニプレスは、プレス部品の製造・販売を主力とし、日産向けが売上高の9割を占める日産系部品メーカーで、日産はユニプレスに30.3%出資している。今回、日産は保有株のうち、新日鉄に14.4%、三井物産に1.2%を売却する。日産の保有比率は14.7%で、引き続き筆頭株主で、新日鉄が第2位株主となる。
日産では、ユニプレスは新日鉄から素材を調達しており、新日鉄とユニプレスが関係を深めることで、効率良い部品を一貫生産できる体制が整うとしている。