【新聞ウォッチ】エクロート新体制の足を引っ張る「大量リコール」

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日読売毎日産経東京日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2002年8月2日付

●7月、新車販売11カ月連続前年割れ、ホンダ、29カ月ぶりマイナス(朝日・8面)

●経産省、「アイドリングストップ」提唱に日本縦断キャラバン開始、女優・国仲涼子さんが出発式(朝日・8面)

●トヨタ、東欧にディーゼルエンジンの新工場検討(読売・10面)

●トヨタ、国交省など来年一般客乗せ実施「燃料電池バス実証試験」(毎日・9面)

●三菱自動車、67万台リコール、ホンダ、いすゞ、日産も(毎日・25面)

●トヨタ、新しい衝突防止装置を実用化、夜目遠目、でもくっきり(東京・6面)

●塙義一・日産自動車会長語る、脱高コスト体質に協力(東京・6面)

●あいおい損保、「顔のケガ2倍補償」女心採り入れ新自動車保険発売(東京・6面)

●マツダ、「アテンザ」中国製産、来年初め、第一汽車に委託(日経・10面)

●マツダ、女性社員開発ミニバン「MPV」特別仕様車発売(日経・31面)

ひとくちコメント

国内の新車販売台数が11カ月連続で前年実績を割り込んだ。『フィット』の快走で絶好調だったホンダも2年半ぶりに前年割れとなり、2位の座を日産に譲るなど、国内需要の低迷ぶりが鮮明になった。きょうの朝日など各紙が自販連発表の7月の新車販売台数について取り上げている。

なかでも減少幅が大きいのは三菱自動車で前年同月比32.4%減。2年前の夏に「リコール隠ぺい事件」が発覚し、その反動で昨年も落ち込みが激しかったが、それを上回る大幅ダウン。経営再建のリストラ策を先行し、新車の投入が遅れたことも大きく影響しているが、きのうは『ミニカ』など67万台もの大量リコールが発覚、まさに「泣きっ面にハチ」である。

その改善対策には60億円もの費用が発生する見通しという。今年に入って小型トラックで34万台のリコールを出しており、「消費者の信頼回復が遅れれば、今後販売低迷が長引く可能性もある」(日経)。“リコールの三菱”の汚名返上を目指すエクロート新体制も前途多難の船出となった。

《福田俊之》

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