13日に東京臨海副都心のトヨタデザインMEGAWEBスタジオにて開催された「デザイナーズトーク」。『プロボックス/サクシード』では、一番低いグレードにおいてもフロントシートはビニール地を使っていない。「このようなデザイナーからの社会貢献もある」という。
コマーシャルバンといえばコストを下げるため、従来シートはビニール地と相場が決まっていた。しかし「プロボックス/サクシード」で行なわれた“対話型開発”によって布地に変更された。
「プロボックス/サクシード」のカラーデザインを担当したダイハツ・デザイン部の梅本周さんによると、「ビニール地のシートはユーザーから『夏は汗でべたべたし、冬はひんやり冷たい』と決して評判のよいものではなかった。そこでお客様がクルマを買って、いいものを手に入れたなぁと思えるよう、一番低いグレードでもフロントシートはビニール地を使わずに布地のシートを採用した」という。
購入者と使用者が違うという特徴的な性質を持ち、さらにコストの面でも制約が多いコマーシャルバンは、どうしても乗る人にしわ寄せが及ぶことが多い。そこでデザイナーが積極的に提案をしていくことによって、「デザイナー発の社会貢献もある」と梅本さんは語る。
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