日産自動車とルノーは28日、共同購買会社「ルノー日産パーチェシングオーガニゼーション(RNPO)」での共同購買規模を現在の年間150億米ドルから210億米ドルに拡大すると発表した。
共同購買会社は2001年4月にルノーと日産の合弁で設立した会社で日本、米国、欧州に拠点を設置し活動している。資材・サービス、車両部品など17品目が対象で、当初は両社の購買額の合計(約500億ドル)の30%を共同購買にするとしていた。
今回、主にパワートレーン関係の部品で品目を増やすことにより共同購買比率を40%にまで高めることになる。将来的には70%にまで引き上げる計画だ。日産・ルノーは世界で年間500万台の販売規模がある。共同購買品目が拡大することでスケールメリットが享受できコスト削減が一層加速することになる。
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