米国株高を好感し、全体相場は続伸。円相場の1ドル=121円台への下落を受け、ハイテク株が買われたが、自動車株は下げる銘柄が目立ったまちまちとなった。
日産自動車が、前日比27円安の573円と反落した。9月21日の安値405円を底に、わずか1カ月間で上昇率が5割強。利益確定の売りが出やすいところに、米系証券のレーティング引き下げに対する観測が流れ、外資系証券を主体に売りが先行する動きとなった。出来高は市場第5位と依然高水準。
トヨタも30円安とさえない動きを続けており、三菱自動車工業、富士重工業も軟調。ホンダが、前日比150円高の4450円と3日ぶりに反発。国内販売で1人勝ちの様相を示しており、買い安心感は比較的強い。この日は、NTTと次世代車載情報提供システムを共同開発したことが、買い材料とされていた。スズキも12円高の1230円と3日続伸。