全体相場は4日続落したが、自動車株は高安まちまちとなった。トヨタ自動車が、前週末比30円高4360円と5日ぶりに反発。先週末の海外市場で、1ドル=126円台と3カ月ぶりの水準に円安が進み、円安に伴う業績上方修正期待が高まった。
特に今期は、日本企業初の連結経常利益1兆円乗せがかかっているだけに、円安の進行とともに注目度がアップする。ただし、持ち合い解消の売りが株価の頭を抑える構図に変わりはない。
ホンダも、前週末比90円高の5660円と反発。スズキも52円高の1700円ちょうどと急反発した。
一方、日産自動車は前週末比17円安の873円と反落。前週末に年初来高値を更新しただけに、利益確定の売りが先行する展開となった。いすゞ、三菱自動車工業もさえない。