F1オーストリアGP終了後、やっと今シーズンのチャンピオンシップの最大のライバルがミカ・ハッキネン(マクラーレン)ではなくデイビッド・クルサード(同)であることを認めたミハエル・シューマッハ(フェラーリ)。長い間クルサードをライバルとしてみなそうととしなかったシューマッハにやっと認められたクルサードだが、本人の反応はいたって冷静だ。
「別になにも変わらないよ。それぞれのレースに全力を尽くすだけ。まだまだやらなければならないことがたくさんある。いまのところ僕たちのマシンはベストなパッケージを持っているとは言えないのだから、もっと集中しなくては。他の人が何を言っても関係ないし、ただの報道に踊らされるつもりはないよ」と語るクルサード。去年、念願のモナコを初制覇した自信からか、今年のクルサードはひと味違うかもしれない。