新型『シーマ』のライバルといえば、もちろんトヨタ『セルシオ』だが、ほかにもメルセデスベンツ『Eクラス』、キャディラック『ドゥビル』なども想定されているという。これらのライバルに対しての『シーマ』のアドバンテージは、「やはり圧倒的なエンジンパワーとなめらかな走りにある」(日産スタッフ談)ということになる。
『セルシオ』のV8ユニットは4.3リットルで、280PSの最高出力こそ『シーマ』と同じだが、最大トルクは41.0kgmであり、46.0kgmの『シーマ』より下回っている。
ちなみに、『シーマ』は法人所有よりも個人所有のほうが多く、ターゲットユーザーの年齢は40〜50歳台とのこと。新型への乗り換え需要は、旧型『シーマ』からが約5割、『セドリック/グロリア』からの乗り換えが3割、その他のクルマからが2割、と、日産では分析している。