今季ミナルディに在籍していたマルク・ジェネが、2001年にはウイリアムズのテストドライバーに決定しそうだという。今シーズンいっぱいでミナルディとの契約が終了するジェネは今週ウィリアムズの本拠地を訪れ、フランク・ウイリアムズと直接交渉を持ったことだけは間違い無い。
ジェネにとってはオリビエ・パニスのように(プロストを去りマクラーレンのテストドライバーを経てBARでF1復帰を決めた)一度グリッドから去り強豪チームのテストドライバーになることによって、次のF1のステップアップを図るというのが狙い。
これは最近のF1によく見られる傾向で、ベネトンの正ドライバーからマクラーレンのテストドライバーに転向したアレクサンダー・ブルツなども同様。まだ正式発表はなされていないものの、交渉は最終段階と見られている。
一方のミナルディはパンアメリカン・スポーツネットワークへのチーム売却に失敗、メインスポンサーの撤退という憂き目にあい、いまだにドライバーが一人も決定していない苦しい状況におかれている。