【日産監査マニュアル問題】意外と余裕の対応---運輸省

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日産自動車がマニュアルの存在を自ら名乗り出たのを受けて、運輸省はすでに、日産から簡単な事情説明を受けている。「今のところは簡単な説明を受けただけで、本格的な調査はこれから」としている。

運輸省では、マニュアルについての詳細説明を11月中に総点検の結果報告で行うよう求めている。三菱自動車工業がリコール隠し、クレーム情報隠しを行なっていたことから、運輸省は9月20日、三菱を除く全メーカーにリコール業務に関する総点検を指示している。1〜2カ月以内に結果の報告を求めており、今回のマニュアルについては報告に加えるよう求めている。この報告に虚偽があれば、三菱と同様、道路運送車両法違反となる。

運輸省では、報告を待ってから、具体的な調査に乗り出す意向で、余裕に構えているように見える。その裏には「三菱のようなことは無いだろう」と安易に見ている節がある。

《レスポンス編集部》

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