三菱ふそうトラック・バスは、10月末までに国土交通省に届け出た市場措置47件のその後のフォローアップ状況を発表した。
トラック業界が発表した10月の普通トラックの販売台数は、前年同期比28.4%減の5175台で、大幅に落ち込んだ。前年のディーゼル排出ガス規制強化による特需の反動が現れたかっこうだ。
10月19日に横浜地裁で行われた三菱ふそうトラック・バスに対する損害賠償請求公判で、原告側弁護士から「三菱ふそうには、まだ虚偽報告がある」と指摘された問題に関して、国土交通省は同社の“無罪”を確認した。
ダイムラークライスラーが発表した2004年第3四半期(7−9月期)の連結決算は、売上高が前年同期比2%増の349億ユーロとなり、営業利益が同7%増の13億ユーロとなった。
リコール隠しの影響で、展示規模を大幅に縮小した三菱自動車と三菱ふそうバス・トラック。大型車のふそうはわずか3台の展示だが、いずれもモーターショーのために準備した参考出品車だ。
三菱ふそう『キャンターHEV』(ハイブリッド)は、小型トラックの燃費、排ガス性能向上を狙ったもの。発電機と走行用モーターを兼ねる超薄型ブラシレスモーターを変速機に内蔵し、燃費を30%改善させた。電池はリチウムイオン。
不祥事の影響で展示規模を縮小した三菱ふそうバス・トラック。だが、モーターショーのためにコンセプト・トラックトラクター『FUSO CONCEPT』(ふそうコンセプト)を準備した。
トラック4社は、2005年10月に迫ったディーゼル車の「新長期排ガス規制」への対応技術を今回のショーで提示している。日産ディーゼル工業と三菱ふそうトラック・バスが尿素SCRシステムの採用を行うが、残る2社は既存技術の改良などで対応。
三菱ふそうトラック・バスは2日、東京モーターショーの会場で2004年度第2四半期(7-9月)と上半期の(4-9月)のトラック、バス販売状況を発表した。
リコール隠しで揺れる三菱ふそうトラック・バスは、『ふそうコンセプト』など車両展示が3台の参考出品車のみとなった。品質対応へのパネル展示を行うなど、自粛と反省が前面に出た展示だ。
三菱自動車と三菱ふそうトラック・バスは、10月19日に山口県のふそう製トラックの死亡事故が発生したことから、同日を「安全への誓い」として、朝の始業前に全社員が1分間の黙祷を行った。
大型トラック業界では2005年10月に実施されるディーゼル車の新長期排ガス規制への対応が最大の技術課題となっているが、三菱ふそうトラック・バスはNOx触媒の「ユリアSCRシステム」を採用したエンジンを技術展示する。
三菱ふそうトラック・バスは、11月2日から7日までの6日間、幕張メッセで開催される第38回東京モーターショーに、展示車3台を出品。同時に品質問題に関する取り組みをパネル等で説明する。
三菱自動車製大型車のクラッチ系統の欠陥から山口県で2002年、運転手の男性が死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われた三菱自元社長河添克彦被告ら元幹部4人の初公判があす6日、横浜地裁で開かれる。
三菱自動車工業は28日、過去の調査で新たに判明した224件の不具合のうち、6件をリコールとして国土交通省に届け出たと発表した。