三菱ふそうトラック・バスの堀道夫会長は21日、都内のホテルでビルフリート・ポート社長とともに会見し、2004年3月期の業績について「昨年11月時点での見通しを何とかクリアできる見込み」と述べた。
三菱ふそうトラック・バスは21日、前日の取締役会で就任した堀道夫会長とビルフリート・ポート社長が都内のホテルで会見し、品質諮問委員会の設置などタイヤ脱落事故にからむリコール問題への対応策を発表した。
三菱ふそうトラック・バスは、堀道夫副社長兼最高財務責任者が、会長に就任する人事を発表した。20日開催の取締役会で決定した。
三菱ふそうトラック・バスは21日、ビルフリート・ポート社長が都内のホテルで記者会見し、脱輪事故をめぐるリコール問題への対応策や引責辞任した宇佐美隆・前会長(63)の後任会長などを発表する。
大型車のタイヤ脱落によるリコール問題で揺れる三菱ふそうトラック・バスの宇佐美隆会長が16日付で突如退任した。17日付の各紙朝刊が報じている。
三菱ふそうトラック・バスは、代表取締役会長の宇佐美隆氏が15日付けで辞任したと発表した。一連のタイヤ脱落事故の責任をとったと、見られる。
三菱ふそうトラック・バスは15日、トラックやバスの後輪ハブでも欠陥が見つかったとして国土交通省にリコールを届け出た。89年8月−92年11月に生産した大型トラックやダンプ、バスなど合わせて2万1769台。
三菱ふそうトラック・バスは、15日に大型トラックのリヤハブのリコール(回収・無償修理)を届け出たが、交換するハブ全てに供給するのが10月になる見込みのため、暫定措置としてリヤハブの亀裂の有無を点検すると発表した。
三菱ふそうトラック・バスのトラックから脱輪したタイヤが直撃した主婦が死亡した事件で、遺族が1億6500万円の損害賠償を求めた訴訟で、同社は遺族側に和解を申し入れた。しかし、条件が折り合わず、遺族側は拒否したことが明らかになった。
国土交通省は6日、ハブのリコールに関連して三菱ふそうトラック・バスが「02年6月の監査時に磨耗量0.8mm以下でも亀裂が見つかったと、国土交通省に報告した」と説明していた問題で、三菱ふそうが発言を撤回したと発表した。
トラック業界のまとめによると、2003年度の国内普通トラック販売台数は、前年度にくらべ49.1%増の11万7363台と大幅な増加となり、2年連続で前年度実績を上回った。
三菱ふそうトラック・バスのビルフリート・ポート社長がトレーラー脱輪事故で亡くなった岡本紫穂さんの墓がある横浜市旭区の墓地を訪れ、初めて、死亡した主婦の母増田陽子さんに謝罪した。
三菱ふそうトラック・バスが「ハブ」の構造的欠陥を認め、大型車約11万2000台のリコールを届け出た。きょうの全紙が1面準トップ扱いで、ポート社長らの記者会見の内容を中心に大きく取り上げている。
三菱ふそうトラック・バスは24日会見し、大型車のハブ(タイヤと車軸を結ぶ部品)に設計上の不具合があるとして国土交通省にリコールを届け出たと発表した。
三菱ふそうトラック・バスは、きょう24日午後、国土交通省に大型車約11万3000台のリコールを届け出る。また、社長ら幹部が記者会見して説明するという。