富士重工業は、2004年の販売・生産計画を発表した。2004年の自動車販売台数はグローバルで前年比14.5%増の62万3000台に策定した。国内に投入した新型の軽自動車スバル『R2』や北米でフルモデルチェンジするスバル『レガシィ』の販売増を見込んでいる。
スバル『R2』ではボディカラーを11色、内装色を2色から選べる。「カラーを選んで組み合わせることができるとのは、女性にとってとても楽しい作業だと思います」と、スバル商品企画本部デザイン部の重田美恵子氏。
スバルから発売された新型軽自動車の『R2』は、昭和40年代に大ヒットした、スバル往年の軽自動車の車名だ。軽自動車の新しい価値観を提供することがコンセプトのクルマに、昔の車名を復活させたのはなぜか。
富士重工業の竹中恭二社長は8日、新型軽乗用車スバル『R2』で最も燃費性能のよい「R」タイプの「i−CVT」搭載車がシリーズ全体のうち50%程度の販売比率になるとの見通しを示した。
新型軽乗用車『R2』を発売した富士重工業は、既存のミニバンモデル、スバル『プレオ』の扱いについて、当面は「様子見」で臨む構えだ。竹中恭二社長は8日の発表会で次期プレオの開発については「着手していない」ことを明らかにした。
富士重工業の竹中恭二社長は8日の『R2』発表の記者会見で、軽乗用車の販売シェアを現状の6%水準から、当面は10%まで引き上げる方針を表明した。既存車の『プレオ』と合わせた2モデル体制で販売攻勢をかける構えだ。
富士重工業はスバル『R2』を8日発表・発売した。竹中恭二社長は「R2は限られた軽自動車のサイズの中で、室内の広さを競うのではなく、スタイルや走り、安全性、環境といった機能に特化した軽自動車を目指し開発しました」と説明。
米国株安を受けて安く始まったが、買戻しが入り全体相場は3日ぶりに反落。自動車株は高安まちまちとなった。
先週末の米国株安を受けて、全体相場は大幅続落。不良債権問題の再燃に対する警戒感、対日テロに対する不安心理などが重なり、平均株価は8月18日以来の1万円台割れとなった。自動車株も全面安。
富士重工業は17日発表した9月中間決算の席上、今年度の国内軽自動車販売を前年度比1.2%増の14万5000台と、5月時点(13万9000台)より上方修正したことを明らかにした。
富士重工業が発表した2003年9月中間期の単独決算によると、売上高は前年同期比2.5%増の4551億円、営業利益が同41.2%減の144億円となり、増収減益となった。増収は2期ぶりで過去最高、減益は2期連続だった。
富士重工業は2004年3月期の連結決算見通しを下方修正した。米国の販売の競争が激化し、インセンティブが急増しているほか、新車販売も日欧米で予想を下回るため、売上、利益ともに引き下げた。
富士重工業の2003年9月中間の連結決算は、売上高が前年同期比2.6%増の6653億円となり、過去最高となった。しかし、米国のインセンティブが増えたことや為替差損で、営業利益は同50.4%減の183億円と、収益は半減した。
富士重工業は、軽自動車スバル『サンバー』シリーズの「バン」と「トラック」に装備を充実した『サンバーバンVC plus』と、『サンバートラックTC Professional』を追加して10日から発売した。価格はバンが104万8000円から。トラックは79万3000円から。
富士重工業は、キャブオーバー型軽自動車のスバル『サンバー』シリーズを一部改良し、10日から発売した。今回の一部改良では、仕様・装備の充実を図りながら、価格は全体的に据え置き、商品力を強化している。価格は据え置き。