米国での大規模リコール(無償の回収・修理)問題で、トヨタ自動車がアクセルペダル内部に鉄製の強化板をはさむなどの具体的な改善策を発表した。きょうの各紙が一斉に報じているが、紙面での取り上げ方に温度差を感じるのが興味深い。
トヨタ自動車は1日、米国でのアクセルペダルの不具合によるリコール対象車に関して、対象となる8モデルの改善措置の内容を決定し、米国トヨタ自動車販売を通じて発表した。
クライスラーグループは1月29日、米国でトヨタ車から代替する顧客を対象にしたインセンティブを開始すると発表した。
米国での『カローラ』など8車種のアクセルペダルの不具合による大規模リコール(無償の回収・修理)問題で、トヨタ自動車はきょうにも具体的な改善策を発表する方針という。
ユーロNCAPコンソーシアムは28日、2009年に衝突安全テストを行った33台の中から、優秀な成績を収めたベスト5ランキングを公表した。フォルクスワーゲン『ゴルフ』が総合評価で103ポイントを獲得し、第1位に輝いた。
トヨタ自動車の世界同時多発の大量リコール問題の報道が続いているが、きょうの各紙は、米国、カナダなどに次いで中国でも生産・販売している人気のSUV『RAV4』にもアクセル不良があるとして、中国当局に約7万5000台のリコールを届け出たと報じている。
日産ディーゼル工業は28日、大型トラックの後後軸に不具合があるとして、国土交通省にリコール(改修・無償修理)を届け出た。
アクセルペダルの不具合により、米国で230万台という大量リコールを届け出たトヨタ。主要8車種の販売停止と、事態は拡大の様相を見せているが、そのトヨタの「敵失」につけこむかのように27日、GMが新たなインセンティブを開始した。
自動車アセスメントで行う試験項目のうち、一番地味に見えるのは「後面衝突頚部傷害保護性能試験」かもしれない。
実際の事故では「正面衝突よりも件数が多い」とされるのが側面衝突。交差点での出会い頭事故は後を絶たない。これを受け、自動車アセスメントでも平成11年度(1999年度)から側面衝突試験を実施している。