自動車走行電子技術協会は3日、プローブ情報システムの実証実験を横浜市でスタートしたと発表した。タクシーやバス、配送用トラックなど266台の実験車両を使い道路交通情報の提供サービス実用化に向けた実験を行う。
今回のITSショーには、すでに実用化されているもの、そうでないものの2種類が展示されている。後者の中でも事故直前の画像を克明に記録するドライブレコーダーは一刻も早い実現が待ち望まれる装置のひとつだ。
インターネットでのクルマの比較、ショッピングに関する調査専門会社、インボイスディーラーがオンラインショッパーに対して行ったアンケート調査の結果が出た。「インターネットで比較などをした結果、どのクルマを買いたいと思ったか」という質問に対して、乗用車、トラックの部門での人気ランキングを出す、という内容だ。
ITSショーの会場にはトヨタとダイハツも出展しており、個々のデバイスだけでなく、それをクルマに実装した形での展示も行われていた。ダイハツのクルマは『YRV』をベースにした『ASV-2』を。そしてトヨタは…、なんとあの『ブレビス』がASV化している。
複数のバスが連なって走るという『IMTS(Intelligent Multimode Transit System)』は、トヨタがすでに実用化しており、兵庫県の淡路島にあるテーマパークで園内シャトルバスとして活躍している。
12月3日までインテックス大阪で開催されている『ITSショー2001』には、最先端のITS技術が展示されている。いずれも開発メーカー自慢のシステムで、実証実験などでフィールド設置が始まっているものの、展示会レベルでは今回が初公開となるものも多い。
12月3日までインテックス大阪で開催されている『ITSショー2001』、メーカーや省庁などの開発関係者、それにマスコミは初日に行われた講演会に注目していたが、ちゃんと一般向けの展示コーナーも用意されている。ありがたいことにこちらの入場は無料だ。
社団法人の大阪国際見本市委員会は、11月30日から12月4日までの4日間、インテックス大阪を会場に『ITSショー2001』を開催する。初日からITS関連4省庁(国土交通省、経済産業省、総務省、警察庁)の担当者による講演会が開かれた。
国土交通省は、インターネット上に開設した「道路IRサイト」の情報開示対象を12月から主要国道事務所にも広げる。各事務所が実施する工事の入札結果や、担当地域の道路事業評価結果などを提供する予定だ。