社団法人の大阪国際見本市委員会は、11月30日から12月4日までの4日間、インテックス大阪を会場に『ITSショー2001』を開催する。同期間に開催される『第2回・大阪モーターショー』とタイミングを合わせたものだが、初日からITS関連4省庁(国土交通省、経済産業省、総務省、警察庁)の担当者による講演会が開かれるなど、単なるオマケに留まらない本気度が感じられるイベントである。
ITSを推進している省庁は全て東京にあるわけだから、このようなイベントは東京で開催されても良いようなものだが、それを関西で行ったことにはワケがある。実証実験なとでITSが一般市民の身近な存在になっているエリアは関東よりも関西が圧倒的に多く、ITS関連機器を開発・製造しているメーカーも関西に集中している。したがって、関東圏でやるより、関西圏で開催した方が「ITSをより現実のものとして感じられる」というのだ。
初日から4省庁の担当者がそれぞれの開発方針を示す講演会が行われたが、これもかなり珍しいといえるだろう。
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