複数のバスが連なって走るという『IMTS(Intelligent Multimode Transit System)』は、トヨタがすでに実用化しており、兵庫県の淡路島にあるテーマパークで園内シャトルバスとして活躍している。このバスの誘導に用いられているマーカーは磁気式のものだが、今後の主流はメンテナンスの必要がない電波式に移行していくようだ。
電波式の誘導装置は、路面の中央に埋め込まれたマーカーに対し、バンパー中央に設けられた発信機からそれぞれ電波を発射し、その反射波をバンパー内の左・中央・右に搭載されたセンサーで受信し、路上のどの位置を走っているか把握するというもの。マーカー自体は電波を反射するだけの構造であり、磁気式のような定期的なメンテナンスの必要もなく、全天候対応だという。
会場では実際にマーカーを動かし、それをパンパー側のセンサーが受信するということをデモンストレーションすることができたが、かなりの高精度だという印象をもった。