2月6日午前11時。フェラーリ本部マラネロにあるヌォーボ・メカニカ・パビリオンで、ニューマシン「F2002」がついにベールを脱いだ。シューマッハは「目標とモチベーションに変わりはない」と。
1998年にアロウズからザウバーに移籍したペドロ・ディニースが、アロウズ側から契約違反として訴えられていた件に判決が下った。
バレンシアテストをスタートさせたジョーダン・ホンダ。EJ11の佐藤琢磨は2位タイムを記録した。一方ニューマシンに乗ったジャンカルロ・フィジケラは9位タイムだった。
バレンシアで開催されている合同テストはザウバーがニューマシンで上位を占めた。トップタイムを出したニック・ハイドフェルトは約100ラップを走り「今日はセットアップに重点を置いた。マシンの方向性にはすごく満足している」と感想を述べた。
イギリスでの報道によると、ニューエンジンへの不安を抱いたエディ・ジョーダン代表が緊急来日したという。ジョーダンはプレシーズンのテストでのパフォーマンスにかなりの不満顔で、今後の開発プログラムについて話し合いも持つつもりだという。
シーズン開幕1カ月前にして、ジャガーはテクニカルディレクターのスティーブ・ニコルズは辞任することを発表した。ニューマシンR3の頭脳と呼ばれた人物だが、プレシーズンでの不調の責任をとってチームを去ることとなった。
ウィリアムズとルノーが集結して実施されたバレンシア合同テスト。4日は人工的にウェット状態を作り出し、ミシュランがタイヤテストを行った。午前中はウェット、午後はインターミディエイトをテストした両チームは好感触を持ったよう。