1998年にアロウズからザウバーに移籍したペドロ・ディニースが、アロウズ側から契約違反として訴えられていた件に判決が下った。
アロウズのトム・ウォーキンショウらは、ディニースの移籍は契約違反であり、彼の個人スポンサーであるパルマラート社の撤退により被害を被ったとして賠償金を請求。ディニース側はパフォーマンスのレベルによって自主的に契約を解除できる旨が契約に含まれていたと反論した。これに対しウォーキンショウはパフォーマンス不足の原因はドライバー(ディニースとミカ・サロ)に責任があると主張し、判断は裁判所に持ち込まれた。
裁判所の下した判決は、ディニース側の全面勝訴。ウォーキンショウはディニースへの75万ドル(約1億円)の賠償金支払いを命ぜられた。