8日午後、三重県鈴鹿市の「鈴鹿サーキット」にある国際レーシングコースで、8月に開催される「鈴鹿8時間耐久ロードレース(通称:8耐)」に参加するための練習をしていたライダーが転倒後にコースアウトして、フェンスに激突死するという事故が起きた。
イギリスF3時代から走り込んだシルバーストーンでいいパフォーマンスを見せていたジョーダン・ホンダの佐藤琢磨。しかし残りわずか9周でエンジンがブローして無念のリタイヤに終わってしまった。
GP参加11チームで唯一これまでノーポイントに終わっていたBARホンダ。しかしイギリスGPでジャック・ビルヌーブが4位、オリビエ・パニスが5位とダブル入賞を果たし、初ポイント5を獲得した。
1:C. ダマータ(トヨタ/ローラ)/2:K. ブラック(トヨタ/ローラ)/3:C. フィッティパルディ(トヨタ/ローラ)/4:中野信治(ホンダ/ローラ)/5:S. ディクソン(トヨタ/ローラ)/6:J. バッサー(フォード・コスワース/ローラ)
1:M. シューマッハ(フェラーリ)/2:バリケロ(フェラーリ)/3:モントーヤ(ウィリアムズ)/4:ビルヌーブ(BARホンダ)/5:パニス(BARホンダ)/6:ハイドフェルド(ザウバー)
1位C.ダ・マータ、2位K.ブラック(チップ・ガナッシ)、3位C.フィッティパルディ(ニューマン・ハース・レーシング)の順でチェッカーフラッグ。中野信二は4位でフィニッシュ、高木虎之介は8位でレースを終えた。
「忘れたい週末だが、ここでも多くのことを学んだ。昨日の予選で特に良い手応えがあっただけに、とても悔しい。我々のTF102は、ドライコンディションに比べ明らかにウェットコンディションに弱く、早急に対処せねばならない」
スタート前からパラついていた雨は徐々に激しさを増し、全車が続々とピットイン。レインタイヤを選択したトップのウィリアムズ、フアン・モントーヤをインターミディエイトのシューマッハが17ラップ目でオーバーテイクし、そのまま最後まで首位を守りきり、今季7勝目を挙げた。
サーキット周辺の整備問題などで一時は今後のイギリスGP開催が危ぶまれたシルバーストーン。アクセスや設備が不便なためカレンダーから外される可能性が常にあるが、1950年にジュゼッペ・ファリーナが初めてのグランプリ優勝を挙げて以来という長い歴史を持つ。
96年ワールドチャンピオンのデイモン・ヒルがかつてのライバル、ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)についてコメント。今シーズン限りの引退もありうると発言した。「『これ以上続けて何の意味があるんだ?』と考え出したと思う」。