ヤマハ発動機では「ジ・アート・オブ・エンジニアリング」をテーマにブースを構成し、「さながらミュージアムで作品を鑑賞するような」演出。既存のモーターサイクル概念から飛躍し、「21世紀のパーソナルビークル」としてあるべき姿を提案している。
プジョーは、『406』などの後継となる次期「4」シリーズのデザインスタディ、『407エリクシール』を日本初公開した。このスタイリングには次世代プジョーのデザインモチーフを垣間見ることができるという。
燃料電池車やハイブリッドカーなど環境対策を施したクルマが多いなか、展示車の中で最大級のパワーユニットを搭載するコンセプトカーがキャデラック『シックスティーン』だ。なんと、V型16気筒、1万3600ccのエンジンは1000馬力を発するという。
フォードはコンパクトカー『フィエスタ』を展示した。2001年にデビューしたフィエスタだが、日本へは導入されていなかった。2004年の中ごろに日本導入の予定があり、日本仕様決定のため、ショーで来場者の反応を探るのだという。
モーターショーの韓国車はヒュンダイ、キア、デーウが展示されているが、自社ブランドで日本に展開しているのは現在のところ「ヒュンダイ」のみ。同社は電動折りたたみハードトップを備える『CCS』を展示した。
東京モーターショーでは、市販車からコンセプトカーまで観音開き(前ドア前ヒンジ、後ドア後ヒンジ)が流行と思えるほどあふれている。そんな中、ロールスロイスは観音開きの『ファントム』を展示した。おそらく世界一高級なセダン。
ホンダのコンセプトスクーター、『PS250』は、ホンダの中で若手スタッフだけで構成される「Nプロジェクト」からの提案。既存の250ccエンジンとCVTを利用して、これまでのスクーターではあまり見られなかったフレームが露出したデザインだ。
シボレーでは、2004年からスズキの販売店に導入予定のセダン『エピカ』と『オプトラ』を展示した。いずれも韓国の大宇(デーウ)が製造するもので、フロントにはシボレーのマークが掲げられている。
オペルは、まもなく日本に登場する『シグナム』、本国で発表されたばかりの新『アストラ』、『ベクトラ』ワゴンさらに日本導入を検討中の『メリーバ』も出品されている。
『2000C』とは60年代のBMWのクーペ。話題の『6シリーズ』のご先祖様にあたる古いクルマだが、BMWのブースにあるのではない。このクルマが展示してあるのは三井物産の子会社PUREarth(ピュア・アース)のブース。