モーターショー会場で変わった人やおもしろい光景を見かけるのは、万国共通。
中国国際エキシビジョンセンターは10日、2日に閉幕した「北京モーターショー」(オートチャイナ2010)が大盛況だったと発表した。
地下鉄に乗るだけでも金属探知機のゲートをくぐることと荷物はX線検査を求められる北京。西側の民族的な紛争や中国もターゲットとなっているイスラム系過激派のテロを警戒しているからだ。
北京モーターショーのステージモデルは女性ばかりではない。
クールなオーラを出すステージモデルが多い一方で、受付でパンフレットを手渡してくれるコンパニオンは笑顔を見せてくれることが多い。ごく稀だが日本語を話せるコンパニオンもいて、「日本人ですか?」と声をかけられ驚くこともある。
阿爾特(中国)汽車技術有限公司=IATは今回の北京ショーで、エナックス、マイウェイ、ピューズという日本の3社とEV技術に関するパトナーシップを結ぶと発表した。
IAT(阿爾特中国汽車技術有限公司)は今回のショーで3台のコンセプトカーを披露した。小型ミニバンの「竹風」、タクシー用セダンの「易的」、クロスオーバークーペの「武峰II」。いずれもEVである。
オリンピックを経験した甲斐あってか、以前に比べるとずっとスマートになった北京モーターショーの運営。しかし、まだまだ先進国のモーターショーに比べると雑な部分も目に付いた。
北京モーターショーでは、クールに振舞って笑顔を見せないステージモデルが少なくない。それが“地”なのかそれとも“役作り”なのかは、日本から行った記者の理解できるところではなかった。真実は……?
2000社以上の出展者を集めるなど、世界最大級のエクスポジションとなった北京モーターショー。トヨタ、ホンダなどと合弁生産を展開する広州汽車集団は、自社ブランドのハイブリッド・クロスオーバーSUVのコンセプトモデル『X-POWER』を展示した。