ターボとスーパーチャージャーの両方を装着するというアイデアはその昔、日産『マーチ』のスポーツモデルにもあったが、新しい時代の環境エンジンとしてこれを仕上げた点は高く評価できる。
『ムーヴ』とともにダイハツを代表するクルマとして思いっきり力が入っている。アイドルストップ機構付きなら1リッターあたり27kmという低燃費を実現しているし、標準のCVT車も25.5km/リッターと優れた燃費を実現しているのは評価できる。
日本向けの『スカイライン』というよりアメリカ向けのインフィニティ『G35』。ボディもエンジンもさらに大きくなった。
見た目はゴツいSUV風だが、走らせた印象は完全なオンロード志向。SUV独特の腰高な印象はまるでなく、ホンダの低床ミニバンのような安定感の高いコーナリングを披露してくれる。
300psを発揮する『レジェンド』と同じエンジンは、やはりパンチ力がある。Lサイズミニバンの鈍重なボディでも軽々と速度を乗せていくことができるし、ホンダのエンジンらしく高回転までキレイに回ってくれる。
今までの国産ハッチバック車は、カジュアルでリーズナブルな若者向きの印象が強かったが、『ブレイド』がそのイメージを払拭してくれた。
頑丈そうなボディフォルムや、ゴツいインテリアデザインなど、歴代モデルが培ってきた『デリカ』らしさ発揮したパッケージングは、ほかのミニバンにはない面白さがある。
05年末にもっともベーシックな『エッセ』が登場したこともあり、新型『ミラ』は先代よりも内外装の質感が大幅にグレードアップされている。さらに室内も驚くほど広い! とくに後席は余裕で足が組めるし、床もフラットなので非常に居心地がイイ。
注目の的であるツインチャージャーエンジンは、1.4リットルとは思えないほどパワフルなパフォーマンスを発揮してくれた。発進時や再加速する際に、若干トルクの立ち上がりが遅れるが、それ以外の場面では、低回転域から7000rpm付近までスムーズで力強い加速を与えてくれる。
全長は5mを超えるのに、外見上はそれほど大きさを感じさせず、実際に運転してみても、大きなSUVに乗っているような感じはしない。このデザインで、3列シートのパッケージングを実現している点はさすがだ。