50mmプラスのロードクリアランスを利して、本当に奥まで行きたい人は、2.5リッター4気筒モデルでもいいのだろうが、どうせアウトバックにするなら3リッター6気筒、と考える人も多いだろう。
高速クルージングでもう少しボディの上下動を抑えられれば、メルセデスとタメを張る安心感がある。
独創的なパッケージングの持ち主である新型オデッセイは、走りの質感が極めて上質であることにもビックリ。
全高を抑えて重心高を下げ、操縦安定性を高めたオデッセイのフットワークは、ミニバンというよりスポーティカーと思えるようなレベル。
国産ミニバンのパイオニアがつくった、画期的なショートボーイ・ミニバン。3列目シートの頭上空間は「小学生まで」になったが、機能的なネガはそれくらい。
BMWは、本当に走りにこだわるメーカーなのだと、この5シリーズに乗ると感じるものだ……。
ルックスは強烈な個性があるが知的でいい。インテリアもラグジュアリーかつスッキリとし、メーターパネルでスポーティさを表現。
このクルマの分析は未消化。日本仕様の(530i)を乗っただけで、走る状況や足まわりの暖まり方などによって動きや振動の感触が変動し、本性が見えない。
バリアブルステアリングギアや6速ATをギュと引き締まったボディに押し込んだのが、新しい5シリーズ。クルマとの一体感はこのクラス随一だ。
ウイッシュにボコボコにされたストリームが、反撃を期してフェイスリフトしたら、なぜかウィッシュに似てしまった、と思ったのはワタシだけでしょうか。